１.最初はできるだけ一人になって静かな部屋に行く。暑すぎても寒すぎても駄目です。

２.椅子に座る場合は背もたれにもたれかけ過ぎず背筋を伸ばして目をつぶる。床に座る場合は座布団などをひいて足が痛くならないようにし、胡坐をかいて背筋を伸ばし目をつぶる。

３.息を吸う時に「イチ」、息を吐くときに「ニ」と心の中で唱えながら（実際に口で発話するのではない）、規則正しくゆっくりと鼻で息をする。できるだけ腹式呼吸で。

４.空腹を感じている胃に神経を集中し、お腹がすいている感覚を観察する。

空腹を感じている胃の状態を観察すると、ずっとお腹が減っているのではなく、波のように空腹の感覚が現れては消え、現れては消えている感覚がつかめてきます。

さらに観察を続けると、この波によって空腹感を感じているのであるが、これと食べなければ苦しいという感覚とは違うものであると気づいてくるかと思います。これにより空腹感と苦しさが分離してきます。

時間は１０分ぐらいにしておいてください。特に慣れてない人は疲れることがあるので、終わったら急に動き出したりせず、ゆっくり動き出してください。

この内観は実体験としてやってみないと文字ではニュアンスがわかりません。自分の空腹状態を観察するだけで得られるものは大きかったです。

注意：何らかの精神疾患をお持ちの方はこの方法は行わないでください。